結論:事前予約なら指定時刻、当日依頼は空き次第です
よくいただくご質問ですが、「依頼から何分で到着します」とお答えすることはできません。
消防の救急車とは前提が違うためです。
事前にご予約いただければ、指定の時刻に合わせて伺います。
一方、当日の急なご依頼では、そのときの稼働状況によって伺える時刻が変わります。
つまり所要時間の問題ではなく、枠が空いているかどうかの問題です。
なぜ「何分で行けます」と言えないのか
理由は3つあります。
1つ目は、車両と乗務員に限りがあることです。
同じ時間帯に別の搬送が入っていれば、その搬送が終わるまで動けません。
2つ目は、緊急走行を行わないことです。
民間救急はサイレンを鳴らして走ることができず、一般車両と同じ交通ルールで走行します。
このため、道路状況の影響をそのまま受けます。
3つ目は、搬送前後の準備に時間がかかることです。
患者様の状態に応じた機材の準備、車内の設営、感染対策が必要な場合の消毒。
これらは搬送のたびに発生します。
時間を読めるようにする依頼のしかた
搬送の時刻を確実に押さえたいなら、方法は一つです。
決まった時点で、確定を待たずに連絡することです。
「まだ受け入れ先の返事待ちだが、明日の午後に動かす見込み」
この段階でご連絡いただければ、枠を意識しながら調整できます。
すべて確定してからのご連絡でも受け付けますが、その時刻に空きがなければ打つ手がありません。
確定前の共有のほうが、結果的に希望に近い時刻で組めます。
当日依頼のときに伝えていただきたいこと
急ぎのご依頼では、最初の電話で次を伺えると手配が早くなります。
- 出発元と搬送先の場所
- 患者様の移動手段(歩行・車椅子・ストレッチャー)
- 使用中の医療機器の有無
- 希望時刻と、どこまで前後できるか
4つ目が特に重要です。
「何時でなければ困る」のか「多少ずれても構わない」のかで、調整の幅がまったく変わります。
前後1時間の余裕があれば対応できるケースは少なくありません。
「すぐ来てほしい」と思ったときの判断
急いでいるときこそ、判断を分けてください。
生命の危機がある、一刻を争うと医師が判断している場合は、119番です。
民間救急に電話して空き状況を確認している時間そのものが、患者様にとってのリスクになります。
一方、緊急性はないが早く動かしたいという場合は、民間救急の対象です。
この場合は、空きさえあれば当日でも対応できます。
「今から空いていますか」というご確認だけのお電話でも構いません。
定期的な搬送は、あらかじめ枠を決められます
透析の通院や定期的な検査など、繰り返し発生する搬送であれば、あらかじめ曜日と時刻を決めておくことができます。
毎回ご依頼いただく手間がなくなり、時刻も安定します。
搬送件数が多い医療機関ほど、この形にする価値があります。
まとめ
民間救急の到着時刻は「依頼から何分」ではなく、枠が空いているかどうかで決まります。
- 事前予約なら、指定の時刻に合わせて伺います。
- 当日依頼は空き状況次第です。希望時刻の前後幅を伝えていただくと調整できます。
- 定期的な搬送は、あらかじめ枠を決めておけます。
- 緊急性がある場合は、迷わず119番を要請してください。
確実に押さえたいなら、確定を待たずにご一報ください。
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