救急救命士のキャリアは消防だけではない
「救急救命士といえば消防で働く」——そう思っていた方も多いのではないでしょうか。
確かに消防は救急救命士の代表的な就職先ですが、近年は「民間救急」という選択肢が注目を集めています。
このコラムでは、民間救急とはどんな仕事なのか、救急救命士がどのようなスキルを活かせるのかをご紹介いたします。
民間救急とは?
民間救急とは、消防の救急車とは別に、民間事業者が提供する患者搬送サービスのことです。
「患者等搬送事業者」とも呼ばれ、通院・退院・転院・施設への入退居など、緊急性は高くないが医療的なサポートが必要な移動を支援します。
消防の救急車が「一刻を争う救命処置」を行いながら搬送するのに対して、民間救急は「安心・安全に目的地まで届けること」に特化したサービスです。
パラメディックの仕事——実際の現場
当社は横浜を中心に、24時間365日の患者搬送に対応しています。
受付は電話(0800-100-1228)で行っており、急なご依頼にも対応できる体制を整えています。
車両はストレッチャーや車椅子のまま乗車できる構造で、寝たきりの方や自力での移動が難しい方も無理なく搬送いたします。
酸素投与中・吸引が必要・輸液ポンプを使用中といった、医療機器を使いながら移動しなければならないケースにも対応しています。
乗務するスタッフは救急救命士や救急隊員経験者が中心です。
患者様の状態に応じて1名または2名以上で乗務し、搬送中も適切な観察とケアを続けます。
消防とは異なる「もう一つの救急の現場」
消防の救急隊員は、119番の通報を受けてすぐに駆けつけ、現場での救命処置と病院への搬送を担います。
一方、民間救急では医療機関や患者様・ご家族からの依頼を受け、「安全な移動を最後まで支えること」が主な役割です。
具体的な違いをいくつかあげると、次のようになります。
- 搬送にかかる時間が長い——転院搬送では、数十分から数時間にわたって患者様に寄り添うことがあります。
- 患者様やご家族との関わりが深くなる——移動中の丁寧なケアやご説明を通じて、信頼関係を築く場面が多くあります。
- 事前準備を大切にする業務スタイル——依頼を受けた段階で状態を把握し、必要な機材や乗務体制を整えてから出発します。
「救急の現場で培ったスキルを別の形で発揮したい」という方にとって、民間救急は大きな可能性を持つ働き場所です。
医療機関向けのサービス——病院救急車の運用受託・院内常駐
当社では患者搬送にとどまらず、医療機関向けのサービスも提供しています。
病院救急車の運用受託とは、医療機関が保有する救急車の運行管理・搬送業務を当社が請け負うサービスです。
医療スタッフの負担を軽減しながら、搬送の品質を確保することができます。
救急救命士の院内常駐は、救急救命士を医療機関のスタッフとして常駐させるサービスです。
院内での患者移送サポートや急変時の初期対応補助など、医療チームの一員として継続的に関わることができます。
救急救命士がこれまで「病院の外」でしか経験できなかった関わり方を、院内という場所で活かす新しいキャリアの形です。
まとめ
救急救命士の資格と経験は、消防の枠を超えてさまざまな場所で発揮できます。
民間救急は患者様に寄り添いながら安全な移動を支えるやりがいのある仕事であり、医療機関との連携においても救急救命士が活躍できるフィールドが広がっています。
横浜を中心に活動する当社では、救急救命士・救急隊員経験者の方が長く働ける環境をご用意しています。
サービスのご利用をご検討の医療機関・施設の方も、キャリアについてご関心をお持ちの方も、ぜひ一度ご相談ください。
お電話は 0800-100-1228(24時間365日受付)、またはウェブからお問い合わせページよりお気軽にどうぞ。
